「共同親権」

お昼ごろにスマホが鳴り、何かと確認したら、共同親権法が成立。2026年に新制度になるというニュースだった。

「ん?共同親権って何?」

恥ずかしながらおじさん、37年目にして新しい言葉を覚えた。

その後様々なニュース等々を見ていき、おじさんなりにまとめてみた。

日本では元々、親権は単独親権という制度が続いており、今回の改正案は実に77年ぶりに見直されたものである。離婚後の共同親権のイメージとしては、父母が協議できる場合、共同親権か単独親権かを選択可能。父母の協議が不調の場合、家庭裁判所が子の利益を考慮し、共同親権か単独親権かを判断する。DVや虐待がある場合は家庭裁判所が単独親権と判断する。

なぜ改定に至ったのか?

  • 先進国では共同親権が主流である。
  • 親権を失うと子育てにかかわりにくくなり、養育費の未払い、我が子に会えなくなるなどにつながる。
  • 国際結婚の破綻後に日本人の親が同意なく子を連れて転居する「連れ去り」が問題になっている。

結局何が変わるの?

共同親権の場合、進学や引っ越し、医療行為など子供に関する重要な決定をするときには父母双方の同意が必要。意見が合わない場合は家庭裁判所が判断。なお単独でも判断できることは、期限の迫った入学手続きや緊急の手術、虐待からの避難などの「急迫の事情」や食事や習い事などの「日常の行為」などである。

課題点

家庭裁判所の負担がでかい。人手足りない。

おじさんが調べた限りこんな感じ。

ここからは個人の感想。

まずは子どもにとってどちらがいいか?という話だが…

  • そもそも「離婚」自体が大人の都合であって、その後の親権を子どもの立場に立ってどうするかという議論がどうなんかなと思う。DVや虐待が絡んでいる場合は子どもの命に関わることなので、熟慮が必要で「単独親権」となっているはず。共同親権が子どもを最優先に考えた上で決断になるケースってどんな場合だろう?
  • 前職場で20歳前後の職員が2人(男女1名ずつ)おり、どちらも親が離婚しているということで「離婚って実際どうなん?」と聞いたことがある。どちらも意見は一致していたのだが、「目の前で親のケンカをずっと見続けるのはしんどい」「離婚してくれたほうが精神衛生上的には良い」とのことだった。ということは…子どもからすれば「単独親権」の方が父母のケンカを見ずに済むという一点においてはいいのかな?

という見解である。

なお、個人的には「共同親権にしよう」と父母で前向きに話し合える環境であれば別に離婚しなくていいのでは?とも思うので、賛成か反対かでいえば反対派であるが、それ以前に「なぜ離婚に至るのか」という原因の方を考えると、着手するところが「親権」のはなしでいいのかな?と思った。+

コメント

タイトルとURLをコピーしました