「退職代行」

あれはかれこれ5年前くらいになるか。年始早々電話が鳴った、「はい、〇〇のひげおじさんです」「わたくし退職代行会社の〇〇と申します。」「え?」「御社の〇〇さんの退職代行を引き受けましてお電話差し上げました。つきましては〇〇さんご本人との連絡を避け、退職についてこれからは弊社にご連絡ください。」「は、はい」「退職届は追って送付いたします。では、失礼いたします。」めちゃくちゃ一方的だなぁと思いつつ、こんな連絡を受けたのが退職代行会社との出会いだった。まず、そんな会社あるんだぁと感心しつつ、調べてみると、なるほど法律上合法的に職場の上司等々に話す手間なく辞められるのかと、勉強になった。こんな会社があるなら10年くらい前に元いた会社を辞める際に、上司に退職の報告をして気まずい思いしなくて済んだのになぁと思ってしまったひげおじさん(めちゃくちゃ上司怖かったんだよなぁ)。ただ、あの時退職代行会社に依頼をして会社を退職していたら、自分の中で後悔を抱えて生きていたかもしれない。おじさんは昭和の男なので、自分の中で「逃げた」と思う生き方をすると意外とその先に引きずったりするのである。選択は自由であるし、「そんな会社や上司なら確かに顔も合わせたくもないわな」という話もたくさん聞く。ただ、おじさんは退職代行会社を使うことはないかなぁ…と考えた1日であった。あと、退職代行会社の会社名ってちょっと面白いネーミングが多い気がする..。

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